くも膜下出血を乗り越えて

この体験談で、読んだ人が、くも膜下出血の初期症状に気付けたり、身近にいるくも膜下出血の患者の手助けになるヒントがあればと思い書き始めました。

目が覚めると・・・

 

手術が終わって、麻酔も切れて、普通に目覚めた。

 

「目が覚めましたね。手術は無事に終わりました」

看護師がそばで、話す。

 

そして、気がつく。『あれ❓両手…』

ガチャガチャ、腕を動かす。

看護師が何か作業しながら「あ、今は両手を固定しています。点滴とか頭の管を抜いちゃったりすると、危険なので」と、話す。

「ご家族の方、部屋の外にいます。ドアの窓から見えますか❓❓」

確かに、誰かが手を振ってるけど、ボヤケてて誰かは認識出来なかった…。

後から知ったのが、それが妻でした。

そのまま、妻は私の実家に帰ったそうだ。

 

看護師にお願いして、両手の固定器具を外してもい、スマホも返してもらった。

見ると22時。

朝、担ぎ込まれたから、アレから12時間はたってるんだ…。

 

そして段々と、今の自分の置かれた状況が分かってきた。

 

両手に点滴。首にも点滴。酸素マスク。体には心電図。完全にフル装備でした。

 

こんな、状況はレア過ぎるので、看護師にお願いして写真を撮ってもらった。


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一応、重症患者っぽく、寝てる感じで…。

完全に記念撮影。

 

「今は、ゆっくり寝て下さいね。」って、また両手を固定していった。